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特発性手掌多汗症とは



手のひらやわきの下、足の裏は身体のなかでも汗をかきやすい部分です。それは、汗腺がたくさん集まっているからです。


人は緊張したり、興奮したりすると手のひらにたくさん汗をかきます。人前でスピーチをするとき、スポーツの試合をしているとき、好きな人と一緒にいるときなど手がじっとりとしてくるものです。これは交感神経が働き、汗をかくように指令を出すからであり、誰にでも起こるものです。なのでこれは多汗症とは言いません。


たくさん汗をかく現象は病気が原因になることもあります。甲状腺機能亢進症やバセドウ病といった病気により、たくさん汗をかいてしまうことがあります。この病気では、新陳代謝が活発になるため大量に汗をかきます。20代から30代の女性に発症しやすい病気です。


緊張、興奮による精神性発汗ではなく、病気による発汗でもない場合を特発性手掌多汗症といいます。何故手のひらにたくさん汗をかいてしまうのか、その原因はまだわかっていませんが、交感神経が人より敏感な方に特発性手掌多汗症は多いようです。


比較的症状が軽い場合には、制汗剤を塗布するなどして汗を抑えることができます。また、ボトックス注射により汗を出にくくしたり、イオントフォレーシスという治療法にて多汗症を改善することができます。
症状が重い場合には胸部交感神経遮断手術により、汗を止めることができます。但し、この手術では代償性発汗という副作用が多くみられます。

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