皮膚には2つの汗腺があります。アポクリン汗腺とエクリン汗腺です。
汗には体温を調節する機能や、老廃物を体内から出す機能がありますが、前者は主にエクリン汗腺、後者はアポクリン汗腺が担っています。
エクリン汗腺から流れる汗はほとんどが水分で1%ほど塩分を含みます。無味無臭のさらりとした汗になります。多汗症の方はこのエクリン汗腺から大量に汗が流れ出ます。
交感神経が過敏な方や、ストレスなどにより自律神経が正常に働かない方に、多汗症の症状がみられます。また太っている方は体内に熱が籠もりやすくなるため、汗を多くかいてしまうことがあります。
アポクリン汗腺から流れる汗には水分の他に脂質、タンパク質、脂肪酸、糖類、鉄分などといった体内の老廃物が含まれます。そのため少し粘り気のある汗になり、乳白色っぽい色になります。老廃物は皮膚に付着した雑菌類によりアンモニアなどに分解され、悪臭を放ちます。これがワキガとなります。
アポクリン汗腺は思春期に活動が活発になります。ですからワキガの症状はこのころに現れやすくなります。また、ワキガは遺伝する傾向にあります。両親のどちらかがワキガの場合は50%、両方の場合は75%ほどの割合で遺伝するといわれています。
多汗症の方が必ずしもワキガになるとは限りませんし、逆もしかりですが、両方の症状を持つ方が少なくありません。







